車中で語る神さまの創造

K:(有明海を見ながら)「ねえねえパパ。宇宙と地球はどっちが大きいの?」

M:「宇宙だよ。宇宙の中に、地球があって、月もあって、太陽もあるんだよ。」

K:「宇宙や地球は神さまが創ったんでしょ?

M:「そうだよ、神さまが創ったんだよ。」

B:「神さまはどんなふうに宇宙を創ったの?最初はどうだったの?」

M:「うーん。それは人間にはまだまだ分からないんだ。宇宙の最初はビッグバンだったみたいだけど…。」

「私たち人間に分かっていることは、本当にわずかなんだ。ほら、あそこのお庭に木が一本植わっているでしょう。あの木一本にしたって、人間にはまだまだ分からないことが詰まっているんだよ。さらに木が集まって、あそこの四ツ山みたいになったら何になるんだっけ?」

K:「…何だっけ?」

M:「森になるよね」

B:「パパ、木が集まったらまず林になるんだよ。それから森の順番だよ!」

M:「確かにそうだけど(^_^;)…林に木が増えたら森になるよね。最近の研究で分かったんだけれど、森の木は木同士でお話ししているんだって。根っこから目には見えない物質(菌根)を出して、『助けて』とかを伝えているんだって。(神さまって)すごいねぇ。」

K&B:「へぇ、それはすごいね~」

科学者ニュートンは、自分は未知の大海原を前にして海岸で遊んでいる子どもに過ぎないと言いました。科学は神の創造の不思議・美しさを味わう学問であり、そして、私たち人間が神ではないという、当たり前だけれども肝心なことを伝えているのです。(有明海のほとり便り no.223)