教区総会を終えて

久しぶりの「フル日程」教区総会が福岡中部教会で開かれました。

主に3つの議案が可決されました。「九州教区宣教基本方策制定に関する件」に関しては、素案作成に伝道センター委員として携わりました。基本方針をもとに制定する基本方策は2年毎に振り返り話し合います。今までの方策に加えて「カルト問題」「気候変動」「排外主義」「格差」の課題が加わりました。政治と宗教は違うという意見もありましたが、それぞれ<いのち>に直結する課題であり、キリスト教会が取り組むべき課題です。各個教会ではなし得ないことを、教区において取り上げていく必要性を強く感じました。

「新たな大規模災害に備える件」では、「熊本・大分地震」救援対策本部を閉じると同時に、新たに「エルピスくまもと運営小委員会」と「災害対応準備小委員会」が立ち上がりました。特に「エルピスくまもと」に関しては、武蔵ヶ丘教会がセンターとしての責任を担って下さいます。また、幼稚園では軽トラをお借りしています。中長期支援へ入っている被災者支援を覚え続けていきましょう。

「日本の軍事大国化に反対し、平和を求め続けることを表明する件」では、防衛予算を倍増して軍備増強へと突き進む日本政府に対して反対し、平和を求め続けることを決議しました。「戦争責任告白」にあるように、太平洋戦争で犯した罪を告白し、「見張りの使命」が託されています。

また、互助献金への参加教会が少しずつ増えて来ていますが、まだ目標金額には届かず、経済的にとても苦しい教会や牧師家族がおられます。九州教区では神学的・歴史的な違いなどを越えて、祈り支え合っています。引き続き、荒尾教会でも互助献金を捧げていきましょう。(有明海のほとり便り no.309)