毎年のクリスマス献金や幼稚園でコツコツと貯めた献金は、少しずつ宛先を変えつつ様々な所に送っています。特に幼稚園からの献金は、子どもの<いのち>に関わるところへ送ることを心がけています。
この3月には、荒尾・大牟田での水害支援をしている「九州キリスト災害支援センター」、放射能汚染から子どものいのちを守る働きをしている「会津放射能情報センター」および「放射能問題支援対策室いずみ」、アイヌ民族の子どもたちのための「アイヌ奨学金キリスト教協力会」、「新居浜子ども食堂」を続けられている新居浜教会へ献金を送ることが出来ました。小額ですが、献金を送ることで祈りが繋がっていければと願っています。
特にキリスト教会の働きとして、小さくとも決して諦めずに、子どもたちの<いのち>のために働く団体が多いことに気付かされています。その一つに日本聖公会東京教区による「カパティラン」があります。私の友人が理事長として頑張っておられ、自身も仕事で忙しいにも関わらず、折に触れてFacebookでカパティランのことを分かち合ってくれています。
ホームページにある歩みを見ると、1988年に教会へ来てくれたフィリピン人女性への英語ミサを提供することから始まったそうです。いまの大きな働きは外国にルーツに持つ若者たちの支援です。両親が働きのために日本に移住し、一緒に来た子どもたちの中には、経済的な貧困や日本語習得の機会が十分になかったために、学びたい意欲や学力はあるにも関わらず、進学や修学を諦めなければならないケースが多くあります。そういった子どもたちを給付制の奨学金で支えたり、「ごはん会」や「サマーキャンプ」で居場所づくりを行っています。まさにキリストに繋がる働きではないでしょうか。今年はカパティランにも献金を送りたいと願っています。(有明海のほとり便り no.211)