キリスト教のエッセンス

昨日はキリスト教保育連盟熊本地区の春季保育者研修会でした。春の研修ではいつも「キリスト教理解」といって、会場となった教会の牧師が、とても分かりやすくキリスト教のエッセンスを解説して下さいます。同じ「牧師」として、その伝えた方も含め学ばされることの多い時となっています。

昨日の会場は神水ルーテル教会であり、角本浩牧師が「聖書(キリスト教)から示されているもの」と題してお話し下さいました。

・キリスト教のエッセンスは「神を愛しなさい」と「隣人を愛しなさい」の両方に集約される。
・聖書の道徳律や励まし(doing)、慰めの言葉は受け入れられやすい。「キリスト教の園に預けると優しい子に育つ」と信頼されている。
・けれども「神を愛しなさい」は宗教性を持つ言葉として一般的に受け入れ難い。
・こちらはbeing(存在・根源・そのままの自分…)を表す
・神さまは愛するために創られた。失敗作は一つもない。あなたはonly oneでbest one。
・「感謝は足し算のようなもの。すべてのことに感謝すると、そこには神様の祝福が増し加わる。どんなことでも、どこででも感謝すると、プラスの祝福が訪れる。しかし反対に恨みと不平は、引き算のようなもの。ある物まで奪い去られてなくなってしまう。」(マシューヘンリー)

最後に角本牧師が、ハラスメント相談窓口としての働きの中で、保育現場ではパワハラが多いと実感していること、まずはハラスメントとは何かをしっかり学び、もしハラスメントを受けた時に、どこにどうやって相談したらよいか知っておく大切さを語られ、胸に響きました。荒尾めぐみ・霊泉も取り組んでいきたいと願っています。(有明海のほとり便り no.364)