God is still speaking

Never place a period where God has placed a comma.

神さまがコンマ(休符)を置いたところに、ピリオド(終止符)を打ってはならない。

女優グレイシー・アレンが、召される直前、連れ合いの俳優ジョージ・バーンズに言い残した言葉です。アメリカ合同教会(United Church of Christ)では「God is still speaking」という言葉を大切にしています。この言葉のルーツの一つに、冒頭のグレイシーの言葉があることを最近知りました。

2025年度が始まりました。年度最初の教会役員会では、いつも新年度の宣教標語や宣教計画について話し合います。荒尾教会がこの地において、どのようにイエス・キリストの福音を分かち合っていくのか。地の塩・世の光として、イエス・キリストの確かな光をどのように灯し続けていくのか。荒尾教会は、わたし達は神さまから問われているのです。

確かにこの荒尾教会は小さく、出来ることは限られています。平日は家庭や職場でそれぞれに大切な働きがあり、動ける人間も限られています。予算も限られています。教会員一人ひとり、そして何よりも牧師の時間も限られています。

けれどもこんな荒尾教会が、2024年度一度も休まず主日礼拝を守ることが出来ました。山鹿教会と共に霊泉こども園の新園舎建築という幻の実現も出来ました。クリスマス礼拝で大好評だった有志による聖歌隊は、イースター礼拝でも挑戦します。

神さまは「こんなに小さな私たちさえもみわざのため用いられる」(讃516)のです。

人間は勝手にピリオド(終止符)を打って見切りをつけてしまいます。けれども、もしかしたらそれは、神さまからしたらコンマ(休符)に過ぎないのかもしれません。神さまは、いま生きて、話し、働いています。 (有明海のほとり便り no.406)