毎日、アメリカ合同教会が発行しているDaily Devotionalというショートメッセージを読むようにしています。Daily Devotionalというのは、日本語で言えば「日々の黙想」になります。それがメールで届くので、ipadやスマホを使って、どこでも気軽に読むことが出来ます。
その日の聖書日課がまず引用されています。そしてその後に、短いメッセージが綴られるのですが、担当著者がおそらく10数名おられ、連続して同じ牧師が書くことはありません。毎回、聖書の読み方の視点や、メッセージが違うので、いつもワクワクしています。
4月9日の聖書日課はハガイ書でした。ハガイ書を読む機会はほとんどないので、聖句そのものが、心にとても響きました。
今こそ、ゼルバベルよ、勇気を出せと主は言われる。 大祭司ヨツァダクの子ヨシュアよ、勇気を出せ。国の民は皆、勇気を出せ、と主は言われる。働け、わたしはお前たちと共にいる…わたしの霊はお前たちの中にとどまっている。恐れてはならない。(ハガイ書2:4)
バビロン捕囚から戻ってきた民が直面したのは破壊された神殿でした。再建など到底出来ようもない現実を直面した民に、神は語りかけました。「勇気を出せ(Take courage)」と。けれども、突き放した言い方ではありません。神があなた達の中に留まっているのだから、「恐れなくていい」と言うのです。
わたし達の歩みの中で「勇気を出す」ことは、様々な恐れと直面することでもあります。けれども、この「狭い道」にも、いや「狭い道」だからこそ、神は共におられるのです。勇気を出して歩んでいきましょう。(有明海のほとり便り no.407)