障がいを負う人々・子ども達と『共に歩む』ネットワーク

「障がいを負う人々・子ども達と『共に歩む』ネットワーク」が東京・調布にあり、定期的に『共に歩む』という機関誌が教会に送られてきます。目が不自由な青木優牧師(調布柴崎伝道所)そしてお連れ合いの道代さんが1986年につくりました。活動内容の紹介には次のように書かれています。

月一度「聖書を学ぶ会」を開き、それを原点に「共に歩む」ネットワーク活動を進めている。「障がい」が「マイナス」でなくその人の「個性」であることを確認しつつ、互いに「パートナーシップ」を育て合うことを目的とし、「障がい者」「障がい児」とよばれる人々へのバリアーを除き、その人権を守りつつ、共に歩むことを目指している。

https://chofu-npo-supportcenter.jp/01a001/

私の姉が西支区(現・西東京教区)の中高生会の活動で優牧師・道代さんと出会い、イベントに参加していました。私もそこに連れられて何度か参加させていただき、様々な「障がい」と共にある子どもたちとの出会いが与えられました。あるお母さんが「一緒に〇〇と遊んでみませんか」というチラシをそこで配られており、一度その子のお宅に行き、公園へ遊びに行ったことがありました。いま振り返れば、おそらく自閉症スペクトラムの子で、言葉でのコミュニケーションは難しかったけれども、思いの外二人で楽しく過ごすことが出来ました。

優牧師は召天され、道代さんも今年代表を退任され、いまは高齢者ホームにお住まいであることを知りました。そのホームでキリスト者は道代さん一人なのですが、ホールにあるエレクトーンで『聖しこの夜』を弾くと一人また一人と集まり、皆で唱和し「心こもる小さなアドベント」が出来たそうです。ここでも「共に歩む」姿に、感銘を受けました。(有明海のほとり便り no.190)