『信徒の友5月号』が届きました。パラパラとめくっていると、その最後の方に、教団出版局からの新刊紹介が出ています。何気なく見ていると、『礼拝と音楽』『教師の友』の紹介が並んでおり、両方に「小さく」自分の名前が!たまたま私が寄稿した両誌のタイミングが重なったのです。おそらくわたしの人生で、もう二度とないでしょう(^_-)
特に5月号はペンテコステを覚えて、聖霊の導きの中で歩まれている信徒の証しが沢山掲載されており、胸に響くものばかりでした。どうぞお手にとって読んでいただきたいと願っています。
その証しの一つに、Nさん(宮崎教会員・オルガニスト)のものがありました。Nさんのお父さまは奄美にある喜界教会を長く牧会された故・M牧師です。Nさんは就職で東京に出られてから1年間、教会を離れていた時期もあったそうです。再び教会に行くようになりますが、奏楽奉仕は断られていました。けれども、お連れ合いの転勤で鹿児島に引っ越したとき、当時鹿児島教会を牧会されていた布田秀治牧師(仙台・いずみ愛泉教会)と出会い、パイプオルガンの奏楽者としてレッスンを受けるうちに、どんどんその魅力にはまっていったのです。いまは、再びの転勤で宮崎へ行った際に出会った宮崎教会で、奏楽者として奉仕されています。
奏楽者としていつも心がけて 礼拝前に祈る言葉があります。 「会衆一同が高らかに賛美できるよう、 よきリードの力をお与えください」。 布田牧師がいつもお祈りしてくださった 言葉を思い出して祈るのです。(p.61)
奏楽者の奉仕は、ついつい当たり前のようにされてしまい、忘れられてしまいがちです。けれども私たちの賛美そして礼拝を豊かにするかけがえのない奉仕であることを覚え、祈っていきましょう。(有明海のほとり便り no.206)