昨日、心配なことがあり、かかりつけの小児科へ行きました。先生に相談すると「お父さん今日5時間くらい時間を作れますか?」と聞かれびっくりしつつも「はい」と。すると、「聖マリア病院に紹介状を書くから行ってみて下さい」と言われ、一旦牧師館に戻り二人で向かいました。
名前は聞いたことがあったのですが、久留米にあることを昨日初めて知りました。1時間以上運転して到着すると、思っていた以上にずっと近代的な大病院でした。子どもと二人ですごいねぇと、玄関に向かい自動扉を開けて入ると、目の前の電子掲示板には詩篇の言葉が綴られていました。箇所を思い出せないのですが、癒やしの詩篇でした。それを見て、私はとても嬉しくなり、励まされました。「神さまが共にいて下さる」と感じたのです。
大病院なので土曜日にも関わらず小児科は忙しそうでした。大分待って診断を受けるとレントゲンを撮ることになり、隣の病棟まで移動しました。私は一人レントゲン室前のベンチで待つこととなりました。複数枚丁寧に撮っていただくために、15分位でしょうか、随分長く待ちました。普段だったら、こういった待ち時間は、持参した本を読んで過ごしますが、どうにも心配が募り、それどころではありません。何も手につかずにいると、ふと廊下に聖母子像の絵が掲げられていることに気付きました。まさにここに掲げることが相応しい絵だったのです。
赤ちゃんイエスが生まれてきたのは、薄暗い家畜小屋でした。それは、闇の中に確かに灯るろうそくの光のような希望です。レントゲン室前の廊下で、検査を待つ患者さん・ご家族の心にも、温かい光としてイエスさまは確かに寄り添っておられるのです。この絵を見ながら、紹介していただいたのがキリスト教病院だったことは、神さまの導きだったと気付かされました。(有明海のほとり便り no.219)