水口教会・水口幼稚園

滋賀県にある水口(みなくち)教会は、2010年夏に教会実習で1ヶ月以上を過ごした教会です。谷村德幸牧師には以来とてもお世話になっていて、年に何回かは電話をしていたのですが、対面でお会いするのはとても久しぶりでした。附属の水口幼稚園は、遊び中心のキリスト教保育の中で、子どもたちが本当に伸び伸びと育っていました。

決して広くはない園庭には「冒険の森」と呼ばれる大型木製遊具があります。簡単には登れないようになっていて、子どもたちのワクワクや挑戦を引き出していました。はて、どこかで聞いたことがあるような…。

いま荒尾めぐみ幼稚園で大切にしている「遊び」「子ども主体」「あたたかいキリスト教保育」、どれもがこの水口幼稚園に詰まっていたのです!実習当時は、将来牧師園長をするとは想像していませんでしたが、水口幼稚園のキリスト教保育に衝撃を受けたことは間違いありません。7名の先生方が荒尾めぐみ幼稚園を訪問して下さいました。最後に礼拝堂で質疑応答の時間を取ったのですが、どの先生からも鋭い質問が出てきてとても刺激的でした。それだけ、先生方が真剣に保育に取り組んでいることが伝わってきました。

谷村牧師からは14年前の実習報告書をお土産に😁

牧師・教師とは何か、何を生活のたつきにしていくのか、という問題を考えてもらいたい。宣教(説教)はよく準備されたものだったが、その分、机(パソコン)に向かっている時間が長かったように感じる。地方の小規模教会で働くなら“説教最優先”という思い込みは卒業前に(いつか)問われなければならないように思う。

この課題を再確認しつつ、大きな励ましをいただいた再会でした。(有明海のほとり便り no.371)