無事、新園舎引渡しが終わりました。そこに集った、霊泉・三和建設・象設計集団の一人一人に安堵の笑顔が溢れたのは言うまでもありません。特に、現場監督を務めて下さったSさんが顔を真赤に感無量の思いをお話しされたのを見て、改めて心を込めて工事に当たって下さったことを感じ、感謝に絶えません。
原野牧師園長、渡辺理事、そしてわたしの3人で建築委員会を始めたのが2021年6月でした。それから80回を超える建築委員会を重ねてきました。さらに遡ると、2019年6月に小平善行牧師(元荒尾教会・荒尾めぐみ幼稚園)に霊泉幼稚園の園長としてピンチヒッターとして入っていただいたことから始まります。そもそも継続すら危ぶまれたその時に、小平園長はしっかりと責任を果たすだけでなく、霊泉幼稚園の灯火を消してはならないと、力強くビジョンを打ち立て、弱気になっていたわたしや理事会を鼓舞されたのです。
そのビジョンにあったトイレの改修工事、北西隣地の取得、さらには園舎建替えに至るまで、2019年春には誰一人として予想だにしていなかったことです。小平先生からバトンが渡された原野先生はじめ、関係者一人一人の懸命な働きと祈りがなければ、この6年間はありえませんでした。
まさに、神さまの不思議な御業として言いようがない「奇跡」に出会わせていただきました。この感謝から、霊泉幼稚園・山鹿教会の歩みを繋いでいきましょう。(有明海のほとり便り no.401)