とても久しぶりに対面での春季保育者研修が日本福音ルーテル熊本教会で開かれ、明世先生と参加しました。コロナ禍以前は、新任保育者を対象としたこの研修が、牧師園長としての学びにも深く繋がり楽しみにしていましたが、同じ感動を今回も味わうことが出来ました。
熊本教会の小泉嗣牧師による礼拝を守り、そして「尊くおごそかで、気高く犯しがたい」と題して牧師より講演をいただきました。新任保育者にも分かりやすく、キリスト教について、キリスト教保育についてまとめてくださっていました。
・キリスト教人間理解の大前提は「命は神が与えたもの、命は神のもの」 =生きていると同時に生かされているわたし達 ・人間は神になることは出来ない。 ・人間は人間以下になることもない=人間は等しく尊厳を持つ ・イエス・キリストは、罪を犯す人間の身代わりとなって十字架に死に、神の命に生きることの素晴らしさを、復活をもって証明した。 ・キリスト教保育の中心にあるものは「尊厳=尊く、おごそかで、犯してはならない」 ・この尊厳は、子どもたちだけでなく、保護者にも、保育者一人ひとりにもある ・キリスト教保育は、イエスの教え(=神の国・神の愛・隣人愛)そしてイエスの養護(ディアコニア=あらゆる苦難をしている人に仕える)に学ぶ(=まねぶ)。
午後は、「キリスト教保育と賛美」と題し、こひつじ保育園の犬童れい子先生より讃美歌指導がありました。「讃美歌は祈りであり、感謝であり、願いであり、聖書からのメッセージでもある」という言葉が胸に響きました。(有明海のほとり便り no.313)