キ保連九州部会の主任研修会がオンラインであり参加しました。
「言いたいことをきちんと伝える言葉の整理術~伝えるから伝わるへ~」と題し、講師は山本衣奈子さん(E-ComWorks代表)でした。キ保連ではあまり取り上げたことのないトピックに関してでしたので、どのような内容になるのか未知でした。けれども、わたし達はキリスト教保育の現場で、子どもたちとのコミュニケーションはもちろんですが、(むしろ?)大人(教職員や保護者)とのコミュニケーションに、日々悩まされています。まさにそのような現場で必要とするアドバイスが沢山あり、豊かな研修となりました。
・よいコミュニケーションに必要なのは、①親近感と②安心感が何よりも大切。 ・コミュニケーションの基本はABC。 A(当たり前のことを)、B(バカにしないで)、C(ちゃんとやる)。 ・正対(おへそを相手に向けること)を心がける。職場での挨拶の際に、目線も身体も向けずに言葉だけのやり取りになってしまっていないか。単なる声かけになってしまっていないか。 ・コミュニケーション力が高い人は、小さいことでも、目をかけ、気をかけ、言葉をかける人。
これを聞きながら、子どもの育ちにおいても、安全や栄養はもちろん大切だけれども、何よりも「愛着=親近感や安心感」が必要であることを思い起こしていました。
つまり、よいコミュニケーションは人間に欠かせないものなのです。
2000年前、イエス・キリストは、ガリラヤで一人ひとりと正対し、目をかけ、気をかけ、言葉をかけました。深いコミュニケーションを通し出会い、癒やし、神の愛と救いを分かち合ったのです。(有明海のほとり便り no.294)