「ピンクシャツデー」と「みどりシャツデー」

先日、幼稚園では「ピンクシャツデー」に参加しました。2007年、カナダの学校で中3の生徒がピンクのポロシャツを着て登校した際に、上級生から「ホモセクシャル」だといじめられ、たえきれずに帰宅しました。それを聞いた友人たちが、「いじめなんてうんざりだ」と75枚(!)ものピンクシャツをリサイクルショップで買い込み、次の日、学校をピンク色で染めたのです。それが「いじめのない世界」を願うポジティブキャンペーン「ピンクシャツデー」のはじまりです。

キリスト教保育連盟でご一緒している熊本YMCAさんたちのご紹介で2年前から参加しています。今回で3回目ですが、わたしも先生たちもピンク色を着て何だか朝から気分がワクワクでした。Y先生は、年に1回しか着ない(つまりピンクシャツデーのために!)というピンクのパーカーを着てきてくれました。育休中のC先生も、赤ちゃんも一緒にピンク色で来てくれました。

数日後、きりん組へ行くと…、Kさんが緑色の折り紙でみどりシャツをつくり、そこには「みどりシャツデー」と書いていました。Kさんに聞くと、「みんなで美味しいメロンを食べる日」だそうです。子どもが持つ発想力の豊かさに、とっても嬉しくなりました。そして確かな「希望」を感じました。

ウクライナをはじめ世界では子どもたちのいのちが脅かされています。毎日が「ピンクシャツデー」や「みどりシャツデー」となる日を祈り求めていきたいと願っています。(有明海のほとり便り no.250)