小さな部屋の戸を閉め 目を閉じる 小さな感謝を一つ一つ 小さな懺悔を一つ一つ 小さなとりなしを一つ一つ 閉じた目の奥に光が差してくる 大空が見えてくる この小さな祈りの部屋の中にも あなたにつながる窓がある
教会員であるYさんの詩が、『信徒の友10月号』で選ばれました!6月に引き続きの選考で、教会としてもとても嬉しくまた感謝です。 この詩の中に「小さな」という言葉が5回も出てきます。神さまを前にして、わたし達はいかに「小さい」存在であるか、信仰者にとって大きな気づきが込められています。また、「一つ一つ」という言葉も3回出てきます。神さまは「小さな」わたし達の感謝・懺悔・とりなしを、見過ごすことはされません。たとえ「小さく」とも、確かに神さまは聞き届けて下さっています。そして、イエスさまの「窓」を通して、神の愛・赦し・和解・希望の「大空」へと導いて下さっていることに、改めて気付かされました。
「祈りのための小部屋が持てれば幸せだが、この詩では、作者自身が光に満ちた部屋になって上昇していくようだ。祈りとは天に近づくことなのかもしれない。」(選者・岡野恵理子)
この祈りを共に分かち合っていきましょう。(有明海のほとり便り no.279)