今回の出張の目的は、霊泉幼稚園の新園舎設計を依頼した象設計集団との打ち合わせと、園訪問です。
先週の日曜日の夜に羽田へ飛行機で移動し東村山の実家へ。到着は深夜遅くでした。月曜朝、久々の満員ラッシュにウンザリしながら葛飾へ。
象設計集団が設計した、ひのか保育園とうらら保育園を訪問しました。どちらも、今までの保育観、園舎観を打ち壊すものでした。特にうらら保育園は「下町長屋の大家族」を大切にしている園生活で、そのためにコンクリートの建物にも関わらず、畳や障子、ふすま、そして鴨居が広がる園舎でした。子どもたちも、充実した暮らしぶり。
午後は、前から行きたかった同じ葛飾区の東江幼稚園へ。お寺の幼稚園でもあり、価値観が共感する部分も多く、特に園庭環境の豊かさに驚きました。
火曜朝もラッシュの中、世田谷へ。阿久根めぐみこども園が新設した風の丘めぐみ保育園を訪問しました。2年目の園ですが、ひのか・うららと同じように、畳の間が広がる「暮らし」を中心に、あたたかいキリスト教保育を実践されておられました。 午後は、興奮冷めやらぬ状態で、象設計集団の事務所で園舎建築に向けてのビジョンを改めて話し合ってきました。多くの気づきと宿題を与えられた出張でした。(有明海のほとり便り no.307)