27日に、隈府教会で小平善行牧師に75周年を記念してインタビューを行いました。その際に渡されたのが『荒尾教会50周年誌』の原稿です。小平先生はこの記念誌を発行されるためにご尽力されましたが、お連れ合いの恵子さんが病床にあった時期でもあり、発行までには至りませんでした。
データとして入力したものを印刷したものですが、すでにデータはないとのことで、貴重な1冊でした。すぐにコピーし、スキャンもしてデータにした上で、小平先生へお返ししました。データは近日中にHPにもアップし、教会員の皆さんにも印刷したものをお渡しできればと願っています。
まず驚いたのは、小平先生に至るまでのすべての歴代牧師が原稿を寄せて下さっている点です。川崎嗣夫牧師、牧野富士男牧師、浜辺達男牧師、田中従夫牧師(代務)、井柳福次郎牧師、樋口義也牧師、岩高澄牧師それぞれが荒尾教会・荒尾めぐみ幼稚園時代のことを振り返り書かれています。多くの方はすでに召天していますから、荒尾教会にとっては貴重な遺言になっているのです。
さらには信徒の方たちからの証しも貴重なものです。すでに召天されている方も何人もおられます。召天者記念礼拝でだけでしかお名前を知らない方のことも、証しには出てきます。
どれもまさに「玉」稿で、つくづく、今日ここに荒尾教会が至るまでには、神さまの不思議な導きがあったことを思わされ、畏れと感謝を抱いています。75周年記念礼拝に向けて、毎週一つずつそれらの原稿について紹介していきたいと思います。
いま私たちは中々先の見えない混乱の中を歩んでいます。けれども、先達の信仰に励まされつつ、私たちはイエスをキリスト(救い主)と告白しつつ愚直に歩んでまいりましょう。(有明海のほとり便り no.230)