世界宣教の日

日本キリスト教団から、いま9名の宣教師が世界各地に派遣されています。以前に比べると、その人数も減ってきています。教団の中に世界と繋がっていく力が弱くなってきていること、宣教協約を結んでいる世界各教派の力も弱くなってきていることがその一因ではないでしょうか。

けれども、そのような時だからこそ、内に籠もるのではなく、外に開かれていくことが大切です。社会心理学では、集団が過度なストレスにさらされたり、外部情報が入らない閉鎖的な状況においてgroupthink(グループシンク=集団浅慮)が起こりやすいことが指摘されています。つまり、視野が狭く誤った判断をしてしまう危険性が高まってしまうのです。それを防ぐためにも、教団派遣宣教師たちの働きは重要です。

教団宣教師を覚えて「共に仕えるために」という冊子が毎年教会に送られてきます。冊子にはそれぞれの働きの報告がなされ、毎回興味深く読んでいます。その中で直接訪問したことがあるのは、うすきみどり宣教師(台湾長老教会国際日語教会)です。台北を訪問した際、平日夜に行っている「聖書と日本語教室」に友人の柴田信也牧師と参加させていただきました。うすき宣教師と夕食をご一緒させていただき、色々と貴重なお話しを伺いました。

この数年で、日本統治時代に日本語で学校時代を送られた台湾の方々が90代になられました。その世代の台湾人の方々が戦後、日本語使用が禁止されていた戒厳令時代に建ててくださった私たちの国際日語教会は、今年10月に創立50周年を迎えます。…日本統治時代の方々とできるだけ長く一緒に祈りや讃美の時が持てますように。

世界各地に使わされている宣教師の働きを祈りに覚えていきましょう。(有明海のほとり便り no.329)