評議員会を覚えて

本日は礼拝後、学校法人熊本キリスト教学園評議員会が行われます。評議員会は、諮問機関として学法が運営する両園の各事業内容について、調査・審議することが目的です。

評議員には荒尾・山鹿両教会の教会員はもちろん、大牟田正山町教会・めぐみ幼稚園のE園長や、保護者でかつご自身卒園生でもあるKさん、また小平善行隠退教師にも入っていただき、3月(次年度予算)と5月(前年度決算)に年2回開催しています。それぞれとてもご多忙な中で、荒尾めぐみ幼稚園・霊泉幼稚園のことをいつも祈り支えて下さっています。

特に学法として最も大きな課題は、霊泉幼稚園の新園舎建築になりますが、約3億円のプロジェクトであり、評議員会でも大きなテーマとなります。また、日大の不祥事などにより、私学法が改正され、2025年度からは理事会と評議員会を完全に分離するなどのガバナンス強化が求められています。2024年度は改正私学法対応の準備期間ともなり、園舎建築と時期的に重なってしまいました。中長期的には、荒尾・山鹿で進む少子化という深刻な現実が目の前に広がりつつある中で、どのように両園を運営していくのかという重い課題があります。

両園ともに課題は尽きません。毎月の理事会で各課題について話し合い、それぞれの牧師園長を中心に対応していますが、正直途方に暮れてしまう時もあります。それぞれを孤立させないためにも、理事会や評議員会で話し合っていく場を大切にしていきたいと願っています。また、そのような時に「熊本キリスト教学園」として出来ることは、「三つよりの糸は切れにくい」(コへ4:12)ことを信じつつ、聖書を読み、神さまが示す道を祈り求めていくことだと信じています。(有明海のほとり便り no.353)