詩「永遠」(作:Y.H.)

孫、千晶が生まれ
この世界は千晶のいる世界となった

父、秀雄は亡くなり
この世界は父のいない世界となった

二千年前、主イエスは生まれ
この世界は主イエスのおられる世界となった

十字架で死なれ、墓を破って復活され
そしてこの世界は
永遠に主イエスのおられる世界となった
この世界は
永遠の命につながる世界となった

Yさんの詩が、『信徒の友6月号』で選ばれました。深い感動を覚えました。選者の詩人・岡野恵理子さんが次のように評しておられます。

「第一連は意味深い。愛する人の存在は世界を一変させてしまうほど大きいのだ。そして主はいつも変わらず存在しておられた。」

福音は、「福なる音」と書きます。詩で福音を証しすることは、長々しい文章で福音を描くよりも、時にずっと深く、そして広いことに気付かされます。Yさんの持つ福音の詩心を、わたし達も大切にしていきましょう。(有明海のほとり便り no.262)